自閉症|ロボットのようだったわが子が泣いたり笑ったりと意思表示できるようになった
クライアント | Yくん 男の子 10歳 |
担当ホメオパス | 由井 寅子 ホメオパシー博士/日本ホメオパシーセンター総センター長 JPHMA認定ホメオパスNo.001/JPHMA認定アニマルホメオパスNo.A0001 HMA認定ホメオパスNo.490/ARH認定ホメオパスNo.507 |
主訴 | 自閉症(毛髪検査で重金属の値が高い) 薬歴:ホルモン剤 ステロイド 抗生物質 予防接種:ジフテリア 百日咳 破傷風 ポリオ ハシカ 風疹 日本脳炎 BCG 既往歴:インフルエンザ 水疱瘡 アトピー性皮膚炎 |
タイムライン
妊娠中 | 結婚7年目に繋留流産。流産6ヵ月後にホルモン治療による不妊治療をはじめる。 顕微受精(凍結したもの)による妊娠。 流産防止の薬(ウテメリン系)を3ヶ月間(1回/2週間)服用、4ヶ月で止めた。 妊娠8ヶ月で歯茎の痛み、痛み止めの治療をした。 |
陣痛 | 破水し自然分娩。28時間かかった(いきめば出たはずだが、病院側が忙しく、指示もなかったので我慢していた)体重2680g。 おぎゃ-フニャっと泣く(弱い感じ)。 青あざが少しある。母乳を吸う力が弱い。 |
8ヶ月 | 粉ミルク+離乳食 |
1歳2ヶ月 | インフルエンザにかかる。41度の熱。手も目もあけれない状態。 点滴解熱剤で痙攣を起こし痙攣止めをのみ、翌日抗インフルエンザ・ウイルス薬(リン酸オセルタミビル製剤)を服用。 それまで、名前を読んだら振り返っていたのに、これ以降いっさい振り返らない。 笑わない、廃人のようにボーっとしている。 その後アトピー性皮膚炎を発症、針治療やステロイド剤を使用し治療を試みる |
1歳半 | 健康診断で自閉症と診断される。言葉が出ない。呼びかけても答えない。(この頃、ビデオ英語を繰り返して見る。とっても元気になり興奮する) |
7歳 | 自閉症と診断される |
相談会の様子
2006/05/26 | 母の報告: アトピー性皮膚炎があり、かゆみで不眠。今は興奮のためか不眠。一日中ビデオをみていると機嫌がいいので、見せて放っておいた。 徐々に目が合わなくなって、呼んでも振り向かない。自閉症のための療育に通うが、泣いて嫌がり、慣れるまで1年かかった。手をひらひらさせる。マスターベーションをする。 ネオンをみるのが好き。電子音が好き。月や星をうっとりと見る。泣けない。手が汚れるのが嫌い。音に敏感。ロボットのような子供。 愛情を示してもわからない。口を開いてクックッと音を出す レメディー: Merc-i./Ph-ac:(重ヨウ化水銀/リン酸のレメディー)疲労困憊 Hydrog./Neon./Mygal:(水素/ネオンガス/キューバグモのレメディー)自閉症、キラキラ好き 予防接種用のレメディー: 予防接種の害 |
2006/05/29 | 予防接種用のレメディー1粒飲んだらすぐにおちんちんのうらが痒くなり血が出るまでかく。熱が37.9度、嘔吐など不調になる。レメディーをとった後、クックッと音を鳴らすのが止まった。 全体的に背中のアザが薄くなる。(体外受精の子供は体にアザがあることが多い) |
2007/07/31 | 母の報告: 先日、由井先生の直接健康相談を受けさせていただいた帰りから、ひどかった反抗期が治まり急にやりやすくなりました。体育館など天井の高い所がダメでしたがそれもなくなり、おしっこ飛ばしや、すぐに切れることはほとんどなくなり、授業態度も見違えるほど落ち着きました。学校の先生も突然の落ち着きに大変驚かれています。由井先生の相談会の帰りから本当に様子が違います。 水虫(左足)がひどくなり、おちんちんも痒みが増し赤くなっています。ピョンピョンとびはねたり、手をヒラヒラさせたり独り言が多いです。音や視覚的に過敏ですぐに耳を押させます。 レメディー: 8種ワクチン用レメディーコンビチンクチャー Tarent(タランチュラ) Merc-i-r./Alum. |
2007/09/27 | 母の報告: 人の話を聞けるようになり、言葉が出てきた。伝えたい気持ちが出てきた。発達障害を研究している大学で検査したら、見違えるように言葉がすごく増えたと言われた。大学の先生と目が合い、コミュニケーションを取ろうと努力している。 父が大好きで土曜日になると遊んでほしくて起こす。絵のコンテストで銅賞を取った。名前も覚えられるようになった。漢字も書ける。 この子が人間らしくなったことで家族全員が笑えるようになり、祖父母も今はこの孫がかわいくて仕方がない。 レメディー: 腸用コンビネーションチンクチャー ストレス用コンビネーションチンクチャー 8種ワクチン用レメディーコンビネーションチンクチャー Tarent(タランチュラ) |
2008/03/17 | 母の報告: はっきりと意思表示をするようになり、嫌な事を嫌と言えるようになった(以前はロボットのようだった)。母親としてはその分手がかかるが、嬉しい。集中力がアップした。6才9ヶ月の言葉の理解ができる、7歳の認知度がある。 歯軋りが止まった、睡眠障害がなくなった。会話が苦手、逃げ腰になる。音に敏感でトイレの流す音を怖がる。首のうなじを触られることが嫌い。 紙芝居で宇宙やロケットの絵を書く。 レメディー: Lat-m.(クロゴケグモ) 腎臓サポート/脾臓サポート/内分泌サポート Merc.(マーキュリアス) 相談会の様子: Lat-m後、大きい口内炎が3つできた。 担任の先生が転勤ということでその先生あての手紙に「先生がいなくて僕はこまりました。泣きました。」と書いて涙ぐんだ、こんなことは初めてで家族全員が驚いた。 淋しくて疲れているのに目を開け天井を見ている。 Ign、Nat-mをとったら熱を出した。湿疹が胸から腹部に出てきた。父や祖父に甘え、おねだりなどの子供らしい行動が見られるようになった。悲しみが外に出てきた。 相談会の様子聞いて行動することができる。他人の言うことや、することを理解して行動できるようになった。 味覚が変わったり甘いものから塩辛いものへ。 書く絵もストーリー性のあるものに変化してきた。 |
紙芝居で宇宙やロケットの絵を書く。 先生あての手紙 書く絵もストーリー性のあるものに変化
結論
このケースは、宇宙の絵を描くことが好き、というところが特徴で、これは体外受精で生まれた子供の特徴でもあります。相談会の最初の頃の彼は、土星や地球の絵を描いたり、ロケットの絵を描いたりするのがとても好きでした。
面白いことに、タテタテ、ヨコヨコと線がたくさんある幾何学的な絵を描く人にはクモのレメディーが合います。クモは宇宙のことを知っているのです。クモのレメディーは脳神経にとてもよいのと、多動で動き回るのにもクモのレメディーが必要になります。彼は手をひらひら動かす、しかし手ほど足は動かない、これがクモの特徴です。
過去の絵と最近の絵を比べても、彼の成長がはっきりとみてとれます。
※ホメオパシー療法では、似たような症例でもその方のこれまでの生き方や生活環境などによって、レメディー選択やアプローチも異なってきます。つまりホメオパシー健康相談においては、あなただけのオーダーメイドのアプローチとレメディーが必要となります。お悩みをお持ちの方や何かお困りの方は、お近くのホメオパシーセンターへご相談ください。