リューマチ|症状の改善過程で、祖母の自殺を受け入れられるようになった
クライアント | Fさん 女性 41歳 |
担当ホメオパス | 由井寅子 ホメオパシー博士/日本ホメオパシーセンター総センター長 JPHMA認定ホメオパスNo.001/JPHMA認定アニマルホメオパスNo.A0001 HMA認定ホメオパスNo.490/ARH認定ホメオパスNo.507 担当ホメオパス |
主訴 | 全身リューマチ: 17歳より関節リューマチ。初めは肩・手首が痛み、2年ほどすると痛みは全身に広がり、疲労も強くなる。 20歳位から手の変形が始まる。いろいろな薬を飲むが改善せず。 4年前より薬の強い副作用で体調がとても悪くなり、薬を中止後、日に日によくなっていたが、2ヵ月半たって半分ほど体調が良くなっていた頃、急に疲労感が強くなってきて、それ以来ほとんど寝たきりの生活、微熱が常にある。 体は常に冷たい。異常感覚・知覚⇒自分が自分じゃないような感じ。 現在週2回ヘルパーさんに来てもらい、掃除、食事を作ってもらっている。 週2回弁当の配達。殆んど一日中横になっているか、眠っている。 精神的な特長: 父を嫌いだった。霊的なことをあまり考えないようにしている。怖がり。仏壇のところに居たくない(怖い)。父から罵倒されていた。生きているのが辛いから、生きたいと思わない。夜が怖い。 |
タイムライン
9歳 | 母がリューマチを発症。母が可哀想だった。助けてあげたかった。無力感。 母に遠慮していた。弱音を吐かない。 |
16歳 | 父の母が首を吊っていた。自分が発見した。 ご飯で呼びに行ったら黒い影があった。その後自分の部屋にこもった。 リューマチの母とやっていた店を閉めると決めた後で自殺。(10月頃死亡) |
17歳 | リューマチ発症。(右)肩、肘、手の痛み。ズキズキし始めて、夏に発症。 2年程で痛みは全身に広がり、疲労も強くなる。 |
19歳 | 激しくリューマチが痛むので、ステロイド、免疫抑制剤、鎮痛剤を摂る。 |
20歳 | この頃から手の変形が始まる。 |
34歳 | リウマトレックスで強い副作用~半年後に中止。激しい疲労が始まる。 |
相談会の様子
1回目 2006/08/22 | レメディー: ・ph-ac:絶望感。環境に左右される。慢性疲労。自虐。 ・Bism-m. : 胃がん。自殺のレメディ。 |
2回目 2006/10/16 | 相談会の後、泣いた。何度も吐いた。頭と体が重苦しい。 体の痛みが強くなる。どうすれば自分を許せ、大切に出来るかわからない。 レメディー: Cinnab:大きな関節のリューマチ |
6回目 2007/09/20 | MT)プランターゴを飲んで体中の痛みがなくなった。昨年の夏より今年の夏が楽だった。年々良くなっている。 MT)ハイドラスティスを飲んでスーッと呼吸ができるようになった。これまで、死ぬことにカウントダウンをしていたが、今は生きていることが幸せと感じるようになった。 レメディー: MT)Plan./Tub.:痛み/遺伝 |
9回目 2008/12/04 | ステロイドを5mm→1mmに減らせた。そのことで、私は私でいいと思えた。前回、由井先生に「罪悪感がある」と聞いて落ち込み、罪悪感について考えた。無常の愛で自分を愛し、精一杯の優しさで自分自身を囲んでいると思ったら、気持ちが楽になり、「罪が・・・」という気持ちが消えた。 |
Fさんの詩
私に足りなかったのは自分への愛
無条件の愛
私の中の罪は私からの無条件の愛を欲していた
罰ではなく愛を欲していた罪悪感のうずきは愛へのうずきだった
私は勘違いしていた
罪には罰が必要なんだと
私の罪は罰を求めているんだと
だからこんなにも胸の奥がうずくんだと
これはもっと罰しないといけないんだと
イメージでも、違っていた真実は逆だった
罪に必要なのは愛だった
それも無条件の愛だった
私の罪がもとめていたのは
私からの無条件の愛だった


レメディー
MT)Echi.:血液の問題
Nat-m.Am-m.Emer.Tub.200C…
Am-m.⇒お母さんを憎んでいる。
Nat-m.⇒怒りそのものを出すことができない人に。
Emer.⇒解毒を良くする。結核マヤズム。免疫、肝臓、腎臓。無条件の愛。
結論
MT)Plantagoをとった後から体中の痛みがなくなり、Ayahuasca.というレメディーをとったあと、首を吊った祖母が何事もなかったように彼女に弁当を作り、何事もなかったように日々の生活を送っているという夢を見ました。この方は、長い間ショックと恐怖のために、祖母の問題をしっかり見つめることができず、20年間も恐怖におののいていました。しかしこの夢によって、「祖母は死を悔やんでいない、祖母は祖母の人生を生き、そして自分で終わらせたのだ。」「自分のせいではないのだ」としっかり理解することができたようです。また、彼女は激痛のあるリューマチを嫌って、リューマチがあるから自分は苦しまねばならない、リューマチがあるから生きていたくないんだとばかり人生を呪っていました。しかし徐々に自分が生きていることと、リューマチであることを受け入れられるようになりました。そして、霊的なものに対しての恐怖が減り、それまで避けて近づけなかった仏壇の前にいけるようになりました。
・Ayahuasca自殺の想念をきれいにするレメディー。