痛風による足の痺れが軽減し、尿酸値が下がった
クライアント | 仮称Aさん 男性 40代 |
担当ホメオパス | 岡本 祥子 日本ホメオパシーセンター東京本部 JPHMA認定ホメオパスNo.011/HMA認定ホメオパスNo.926 |
主訴 | 痛風、高脂血症、高コレステロール、高尿酸値 10年前より検診で指摘されているが、昨年痛風発作が起こる。以後尿酸値を下げる薬数種類を3ヶ月ほど服用した。肝機能の数値に問題あり。 |
タイムライン
20~30代 | 趣味としてスポーツを続けてきて体力と健康には自信を持ってきた。肉や魚を好み、ビールを飲む機会も多い。 |
37歳頃 | 検診で高脂血症、高コレステロール、高尿酸値等の結果。痛風に気をつけるよう注意を受けつづけてきた。 |
42歳頃~ | 運動量が減る。仕事で責任が重くなり、昇進試験の勉強を始める。子供の誕生、家のローンや長男としての実家への援助等、家庭内でも責任を重く感じるようになった。 |
46歳 | 痛風発作。それまで2ヶ月ほど、勤務先で歓送迎会等の飲酒機会が多く、ビールを多飲。左足親指の付根が腫れた。通院し、尿酸値を下げる薬を3ヶ月ほど服用。 |
相談会の様子
2回目 | 調子が良い。検査をしたところ尿酸値が下がっていた。以前は脚が痺れていたが、ここ2ヶ月間は殆どなくなった。ビールは止めているがチューハイは一週間に5日は飲む。 |
レメディー
Nux-v.(よく食べ、よく飲み、体力に自信のある人で肝機能の問題がある)
サポートK-t(肝機能の問題に)
Nat-p.(酸性体質・肝機能の問題)
Nat-b.(尿酸過剰の血液、どろどろの血液、脂肪過多)
Benz-ac.(尿酸・痛風の問題)
Colch.(尿酸・痛風の問題)
結論
痛風は血中に尿酸という物質が過剰になることで起こり、食生活や飲酒との関わりが深いものです。尿酸が過剰になると針のような結晶となり、多くは足の親指の付根が痛くなるという症状が出ます。尿酸値は体内で尿酸がつくられすぎたり、排泄がうまく行かない場合に高くなります。主に肝臓、腎臓の機能の問題が背景にあります。
この方の場合は10年ほど前から検診時に注意を受けていたものの、自覚症状がなかったため、生活面であまり気をつけてこなかったのですが、責任が重くなるにしたがい多忙になりストレスも多くなり、飲酒の機会も重なり、また加齢も手伝って体調が悪化していました。ホメオパシーは自然治癒力を高めることによって自分の力で治していくというコンセプトの療法ですので、背景にある食生活や飲酒習慣の改善は大前提となります。この方はレメディーをとる一方、肉類やビールを控えるようになり、好結果につながったのだと思います。