私たちは日々の生活の中で心が疲れて行きづまってしまい、その結果、病気となって現れることが多くなっています。

私たちは日々の生活の中で心が疲れて行きづまってしまい、その結果、病気となって現れることが多くなっています。ですから日々、皆さんが悲しかったり、つらかったり、しんどかったりと心がつまることがあったときは、自分自身を見つめると同時にレメディーをとられ、そのつど自分の心の問題を解決をしていけば、体が病気になることはないと思うのです。

発熱や発疹など浄化としての急性症状も同じです。症状を抑圧することなくレメディーでその都度出し切ることが大切です。実際、急性症状や急性の感情のつまりには、ホメオパシーのレメディーはとても合います。そういう意味で、ホメオパシーはセルフケアにとても役立つものです。

しかしそうは言っても、私の相談会に来るクライアントさんは重病人の方が多く、皆さんいろんな意味で大変な病気を抱えています。また難病は患ってはいなくても、誰にも相談できず一人で悩んでいる人も大勢います。

ムラサキバレンギク

プロのホメオパスが常時いるホメオパシーセンターがあればどんなによいだろうと思いました。

日本でホメオパスとして活動を始めた当初、そんな人たちを治癒へと導いてあげるプロのホメオパスが常時いるホメオパシーセンターがあればどんなによいだろうと思いました。そして救急の場合にも対応でき、好転反応や症状のつらさを訴えるクライアントからの電話に対応できるそんなホメオパシーセンターがあったら、どんなに素晴らしいことだろうと思っていました。

そんなおり、ホメオパシー先進国のインドに行く機会があり、インドのホメオパシーセンターを見学に行くことにしました。インドのホメオパシーセンターに行くと、骨折している人、皮膚がぼろぼろになっている人など、長い行列ができていました。それはホメオパシー療法を受けるために順番を待っているクライアントさんの行列だったのです。行列の先頭に着くとそこには、5名のホメオパスがいて、次々にクライアントを見ていました。そして急患が運び込まれると優先して対応していました。その様子を見て圧倒されると同時に、日本にも早くホメオパシーセンターを作らなければならいという思いを強くしたのを覚えています。

そうして、まずはじめに日本ホメオパシーセンター東京本部を立ち上げました。

そうして、まずはじめに日本ホメオパシーセンター東京本部を立ち上げました。今では日本ホメオパシーセンター東京本部には、35名のホメオパスが籍を置き、日々クライアントを見ています。そして応急相談を随時受け付けたり、電話相談、インターネットによるスカイプ相談、手紙による通信相談などさまざまな方法によるホメオパシー相談を受け付けています。

そうして現在、東京本部センターを筆頭に日本ホメオパシーセンターの数は2021年9月現在、全国350箇所あり、地域に根ざしたホメオパシー療法の提供ができつつあると感じています。
今後は、日本ホメオパシーセンターが地域の医療機関と連携して、人々の真の健康に貢献していくことができたらどんなに素晴らしいだろうと願っています。

日本ホメオパシーセンター 総センター長 由井寅子