アトピー性皮膚炎がインナーチャイルド癒しとともに大きく改善したケース(男性・20代)|JPHMA認定ホメオパス小林智美

JPHMA認定ホメオパス小林里美(こばやし・さとみ)

主訴

20代 男性
アトピー性皮膚炎による強い痒みと皮膚の乾燥。
自分を否定する癖があり、肌の見た目が気になり、心身ともに症状に振り回される辛さ。

背景・経緯 

クライアントは幼少期に発症したアトピー性皮膚炎の症状が、長らく消えていたにもかかわらず、近年、大学受験等ストレスを感じる状況下で再び発症し、強い痒みで心身ともに症状に振り回される辛さに苦しんでいた。

相談会・経過報告

《1回目》
  • 体毒の排出が出来るよう解毒力、代謝を高めるための臓器のサポートをしながら、ステロイド等の摂られてきた薬剤の解毒にアプローチした。(レメディー:腎臓のサポート、ステロイドや抗生剤の解毒レメディー)
  • アトピー改善のための食事コントロールがうまくできない自分を否定してしまうと話すクライアントに、食事をコントロールできない時も自分を責めないように「こうでなくてはならない」ということはないのだからと話しかける。

【経過報告】

  • 皮膚の炎症が悪化し、痒みが増す。皮膚の乾燥も悪化、全体的な皮膚症状が悪化する。
  • アトピーの痒みがひどくなりはじめたころから、感情がたくさんでてきた。
  • 自分の考えることに自信が出てきた。
  • 心がすこしずつ軽くなってきた。
《2回目》
  • 悪化した皮膚症状を中心に対応(レメディー:皮膚サポート、Kali-ar、Merc、Sep等

【経過報告】

  • 足の皮膚が剥がれるくらいの痒みは治まってきて改善傾向。皮膚の乾燥も改善してきた。色素沈着は変化なし。
  • レメディーを摂り始めて感情がたくさん出た。自分の中でそれと一つずつ向き合い、許して、原因をたどり問いかけるようになった。
  • 自分が今まですごく我慢してきたことがわかってきた。
  • ノーと言えるようになってきた。自分の考えに「これでいいんだ」という自信が出てきた。

《3回〜5回目》

  • 過去に抑圧したヘルペスの症状と皮膚症状への対応(レメディー:肝臓サポート、Herp-z、Varic等)
  • 免疫をあげることを考慮し、臓器のサポートに焦点をあてる(レメディー:腎臓サポート、腸内細菌サポート、Lyc、Kali-ar、Amenoiw-w等) 

【経過報告】

  • 皮膚のかゆみは改善し、日中の痒みはなくなる。寝ているときのかきむしりも改善し、たまに掻いても痛みや出血はなくなった。
  • 皮膚の乾燥はまだあるが改善してきて、乾燥が一番つらい冬なのにかなり良い状態。
  • ヘルペスの症状が3回出て、時間がかかるが改善した。
  • インフルエンザに罹り、39.5度の発熱。以前はこのような熱は出せなかったので体調が良くなっていると感じる。
  • 言いたいこともはっきり言えるようになり、生きることが楽になってきた。
  • これまでとはまったく別人になったようで、これから先の人生が楽しみになってきた。

まとめと考察

半年ほどでアトピー性皮膚炎の症状、強い痒みや皮膚の乾燥などは大きく改善しました。
また、自分を否定する癖によって自分を苦しめてしまいがちだったクライアントは言いたいことがいえるようになり、自分に自信がもてるようになりました。まるで別人になったようだというくらい人間的な成長、変化も見られました。
生きることが楽になり、人生を楽しむようになりました。短い期間で改善に導いたのは、由井寅子先生により体系化されたZENメソッドによる症状に合わせたレメディーの選択、食生活の見直し、抑圧された感情の開放(インナーチャイルド癒し)などで体・心・魂(価値観)への働きかけです。
また、クライアント自身がホメオパシーの原理をよく理解し、自己治癒力を信じたこと、自分の乱れる心に向き合いインナーチャイルド癒しを行っていかれことは、好転反応と呼ばれる激しい排出を乗り越えて改善に向かっていく際に自らを支える大きな力となりました。これにより、クライアントは自己肯定感を取り戻し、本来の自分らしい生き方に導かれていったのだと推察します。