鬱と恐怖症から過食による腹痛を繰返す、片付けられない症候群を抱えたケース(40代女性)|JPHMA認定ホメオパス土橋晃子

JPHMA認定ホメオパス 土橋晃子(つちはし・てるこ)

主訴

40代 女性 うつ 恐怖症 過食

症状 

  • 空腹でなくても就寝前に満腹まで食べて、強い腹痛がある。
  • 職場の仕事量が多く、毎日しかられて家に帰っても落ち込む。
  • 対人恐怖。夫への恐怖。
  • 部屋がゴミだらけで足の踏み場がない。

相談会

【1回目の相談会】

まずは強い鬱の症状に焦点を当てて生きる気力を取り戻す必要性があった。

レメディー:サポート神経、Nat-m、Staph 等

結果報告:ぎりぎり死にそうなほどの鬱が改善した。夫にも多少言い返せるようになった。

2回目の相談会

主に腹痛と、過去の睡眠薬にアプローチした。

レメディー:サポート奴隷、サポート腸内細菌、Sulph、Nux-v 等

結果報告:腹痛の頻度が週1から週2に減少。ジャンクフード中心から和食寄りになった。木の花咲くやシャンプーで頭が軽くなり、悪い霊が取れる感じがした。
夫への恐怖は改善。仕事をこなせるようになった。母親に常に暴言を吐かれて育てられたことに、恐怖が起因する。父からの助けもなかった。職場では攻撃されないようにする為に、平気そうにジョークをわざと言ったりする。鈍感になって自分を守っている。

3回目の相談会

主に恐怖と過去の睡眠薬に焦点を当てた。

レメディー:サポート殺され、Calc、Lyc、Op 等

結果報告:腹痛は大きく改善して発症しなかった。母から罵倒される手紙が来たので母に電話して、生まれて初めて母にやめてくれと怒鳴った。
やってみたら案外できると思った。その後、鼻水がずっと出続けた。感覚鈍麻が治った。

4回目の相談会

主に母親との関係、自分を責める傾向、ジャンクフードのリン酸の害に焦点を当てた。

レメディー:サポート干渉、Ph-ac、Thym-gl、Puls 等

結果報告:足の踏み場のない部屋だったが遂に何年分かの物をゴミ袋10袋分捨てた。体が動くようになった。
具合が悪くなり仕事に行けないと上司に怒られるという恐怖の妄想は、小さい時、ただ風邪をひいただけなのに母親に怒られていたから、
具合が悪いのは悪い事だと刷り込まれていたからだと分かった。

考察

幼少期に親から心を傷つけられていたので「誰からの助けもない」と虚無になり、大人になっても感覚鈍麻になって体を酷使したり、心の声を無視し自分の感情が分からなかった。相談会を重ねるごとにバラバラになっていた心体魂が手を繋ぎ合うことで、冷静に自分自身を見つめ、取り戻すことが出来る様になった。生まれて初めて母親に怒鳴ることが出来た後に出続けた鼻水は、本来は今まで流す事が出来ていなかった大量の涙だったのだろう。
その後に腹痛が改善した。対人恐怖の症状は残ったが、状況を客観的に分析して単発で砂糖玉のレメディーを上手く使いこなし職場での難局を乗り切ることが出来ていて素晴らしい。